「みとう塾」は、材料に関する知識や経験を、材料になじみのない方にも役立てていただきたいとの想いから昨年開塾いたしました。技術分野に携わっておられる方だけでなく、マーケティングや事業企画などを含め、企業で材料の知識を必要としている方々に、専門知識を伝授します。本「みとう塾」では、一方通行の情報伝達にならないよう、質問・討論の時間を十分に取って進めて参ります。
初回(昨年)のテーマは高分子材料でした。第2回となる本年は、構造用金属材料を取り上げます。構造材料は、建築・土木構造物や機械・プラントなどに使われ、社会経済産業活動を支える重要な材料です。特に最近では性能の良い材料が開発され、エネルギー効率を上げ、環境負荷を下げるなど、地球環境保全に役立っています。一方、多くの構造物や産業プラントでは、高経年化が進み、安全性を確保しつつ長く使っていくことが求められています。長く使うためには、材料の特性を最大限引き出して材料を使うこと、つまり、材料の特性を良く知ることが必要不可欠です。
この塾では、産業プラントや建築構造物に使われている構造用鉄鋼材料を主な対象とし、疲労、腐食、クリープなどの材料特性を学ぶとともに、それらの損傷メカニズムを考慮して材料をどのように的確に使うべきかを最新のリスク材料工学の視点から講義します。
講師には、企業で材料研究を担当し、機械設計と材料の両分野の間でさまざまな経験をつまれた木原重光氏、富士彰夫氏、また研究機関で材料強度研究、データベース活動に尽力されている木村一弘氏、山崎政義氏をお迎えし、各講師とも実践の経験を踏まえ、わかりやすく講義していただくことにより、すべての塾生の皆様に構造用金属材料特性の基礎知識を持っていただけるよう企画いたしました。
「構造用鉄鋼材料の基礎および強度特性、損傷・事故例に基づく疲労、脆性、腐食などの対応と対策」
「耐熱鋼のクリープ特性、破壊メカニズムの温度・時間依存性、寿命予測、データベースの現状と活用」
「材料特性のばらつき、寿命予測の不確実性、事故の増大、リスクベース工学の適用」
* 講義内容については、1回目については事前に、2回目および3回目についてはそれぞれの前の回にアンケートを取り、
疑問点などをお聞きし、でき限りご要望を含めた講義内容にしたいと考えています。
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